平成28年度年間プログラム『季節の壁』
平成28年度年間プログラム『季節の壁』
子どもたちは外遊びに出かけると、季節にまつわるたくさんの発見をします。
寒い季節に見かけなかった虫や花を、季節の移り変わりとともに目にしたり、いつのまにか夕暮れが訪れる時間が変化していたり、風が吹きすさんでいたり、凪いでいたりと。
そしてそこにはそれを気づかせてくれる保育者の言葉があります。「風が気持ちよくなってきたね。「空の青が濃くなってきたよ。」「雲の形が大きくなったね。」「もうそろそろ長袖を着ないとね。」などなど。
子どもたちは知らずに実感している外の世界の変化を保育者の言葉から学び、季節の感覚を習得していきます。
そんな素晴らしい四季の移り変わりを部屋のなかでも感じることはできないだろうかという思いから生まれたプログラムが『季節の壁』です。
春から夏、夏から秋、秋から冬と四季を三期に分けて捉え、季節には色があると言う観点からそれぞれの時期の色を子どもたち同士で様々にディスカッションし、3,000色以上の色見本から一つに絞り、決まった色を実際に子どもたちが壁に塗る。さらに季節ごとに3名のアーティストが子どもたちの塗った壁に作品をライブペイントで描きあげるというプログラム。年間通して行うことで、子どもたちには『季節の壁』をやる月を楽しみに待つようになり、季節の概念だけでなく、月単位、年単位での時間の流れの概念も身につけるようになりました。
プログラムの詳細はブログをご覧ください。
参加アーティスト/協力