プログラム

模写の会第三回

2020年7月30日、 第三回目の模写の会が行われました。
第一回目ではロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリー、第二回目ではニューヨークのホイットニーミュージアムでの展示を切り取り開催された模写の会ですが、今回はNAAMオリジナルの展示となります。テーマは肖像画。
今は亡き巨匠『パブロ・ピカソ』が描いた肖像画と、現代を生きるアーティスト『ジュリアン・オピー』による肖像画。どちらも女性を描いたものですが、その手法も雰囲気も全く異なります。一方にはキュビズムの歪みがあり、もう一方には非常に省略された記号的表現があります。
とにかくこの会で行う模写の指導は「よく見て、描く」「他の子の絵と比べない」この二つだけです。子どもたちは二つの肖像画から何を感じ取り模写をしたのでしょうか。肖像画と、自分の描く線だけを何度も何度も見つめて、長い子だと45分もの時間、集中して取り組んでいました。驚いたのは、肖像画に描かれた女性の「気分」まで見事に模写されていたということです。模写の会をやるたびに子どもたちの無限の可能性を感じざるを得ません。

CATEGORIES

アートで活きる

Event date

2020年7月

Collaborators

梅沢篤